高校生活は親も結構大変だった。
隠れ家マンションも手に入れ、そこからの通学は夫も喜んだ。子どもの時間を有効に使える。誰からか『孟母三遷の教え』と言われた。しかし、もう一人子どもがいる。自宅に。
おまけに高校は弁当持参。早朝に弁当を作って隠れ家をあとにして、自宅に戻る。小1時間後、自宅で、もう一人の子に「おはよう」。朝食。そして仕事へ出かける。夜は逆。夫と交代しながら2年を過ごした。
子どもの高校生活と言えば、つわものぞろいの中の凡人で何とか過ごしていた。しかし相変わらず「医者になりたい」気持ちは変わらず。勉強は一生懸命してる模様。
応援もしたいけれど、できることは食べさせることくらい。ホームベーカリー、パワージューサー、浄水器など私の自己満足のためにいろいろ買い集め、ちょっとでも力がつくメニューを考えた。弁当も毎日作った。この時期、弁当の写真も随分たまった。
この間にもう一人も受験し、同じ高校に通うことになった。ちょっとは時間ができるかな。ほっとした。