子育て 

乳幼児編 生地粘土でクッキーづくり。作って食べる。

雨の日は室内でクッキー生地で遊び

雨の日には冷凍庫から「粘土のかわりのモノ」を取り出して、「粘土遊び」もどきを始める。子どもたちは、動物の形やわけのわからないものに、好きに名前をつけて、「はい、できた」と持ってくる。

それを天板にならべ、いっぱいになったらオーブンにいれて焼く。10分もしないうちにいい匂いが部屋に充満してくる。

「さあ、お食べ~」

周りには、粉も少々飛び散っているが気にしない。

いただきまーす。

食べているときだけは静か。

子どもが乳幼児の頃、近所に同年代の子どもが割といた。13人くらい。

まだ、あの頃は地元に残る人が多く(うちの夫もそう)「跡継ぎ」がいる家が多かった。

したがって、その子どもたちも多い。一軒に3人が普通で我が家は少ないほう。

あちこちの家にダダダダーっとなだれこみ、おもちゃ箱をひっくり返すこともたびたびだった。「外にでなさーい」と言っても気にしないで遊ぶこともあった。「子どもは遊びが一番」。

それでも雨の日は静かに過ごしてほしいわ。

そんな願いから「生地粘土でクッキーづくり」を始めた。

粉と油と砂糖が混じり、べたべたする生地を、にぎる、丸める。伸ばす。形を抜く。

手先を使って細かい作業をする。好みも分かれ個性が見える。最初はしかめ面していた子どもたちも楽しそう。

いつのころからか、効率主義になり、急げ急げで知識を注入するようになってきた。早期教育大事、英語は赤ちゃんの時から・・・とあおられることもあった。

今は、ゆりもどしなのか、「ゆっくり過ごそう、この時は二度と帰ってこない」と言って、暮らしを大切にしている人も出てきているようだ。

よごれることも嫌がらず、無心に集中する。いいな。いつの時代も「子どもは遊びが一番。」

田舎の子育てはまるごと「体験」だった。一歩外に出れば体験。

さらに、こんな「おいしい」体験も、できてよかったな。

簡単レシピ

ちなみにクッキーの生地は、ビニル袋に粉と砂糖を入れて、袋の中で混ぜ合わせ、それに溶かしバターを入れて丸めたもの。

それを袋のまま棒状に整え、ビニル袋ごと、冷凍庫で凍らせる。

こうしておけば雨の日には、いつでもできる。

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