アイロンの技術を伸ばす
小学生の頃、給食エプロンにアイロンをかけさせていた。エプロンなら、こがしても影響ない。やっていくうちにうまくなり、帽子までパリッとなった。そして一度も、こがすことはなかった。
中学生になった。制服にシャツがある。アイロンの技を伸ばすチャンス。一人あたりシャツを3枚買い揃えた。日曜日と水曜日をアイロンがけの日と決めて日曜日に3枚、水曜日に2枚かける。
同時に「アイロンがかかったシャツを着るのは、かっこいいことだ。」という思想を植えこむ。私自身はアイロン不要の服を着ていたのだけれど、子どもにはこの思想がすんなりと入った。「鉄は熱いうちに打て。」
実際中学生になると、部活あり塾ありでなかなか時間が取れずに、「家事力アップは小学生までだった。」とあきらめかけたけれど、アイロンだけは今がチャンス。じっと我慢して子どもにさせる。苦しい。
ミシンの使い方を忘れないために
もう一つは、ハチマキぬいと、ぞうきんぬい。
中学生になると、夏休み明けに、運動会の練習が始まる。その時に自分のクラスの色のハチマキをつける。そのハチマキをぬう宿題が、夏休みにでた。2学期に使うぞうきんの提出もある。
小学校の家庭科の時間にミシンで、いろんなものをぬった。まだ覚えているかな。上の子どもが小学校5年生の時に学校の型と似たミシンを購入し、家でも縫った経験がある。忘れないうちに、ここで再度経験させよう。
実は、夫は自分専用のミシンを持っている。多分、母から受け継いだものだと思う。ズボンの裾上げ、ジャージの裾上げなどは、迷いなく自分でやる。できる。子どもにもそれくらいの力は欲しい。
じっとがまんして、させた。
中学生でも、家事力は伸びた。うれしかった。