二拠点生活 202号室はすぐに売れた。&お金のこと。
7年間住んだ202号室は、606号室を買うと決めた翌日に売れた。というのも、実は前々から、手放すときは声をかけてほしいという知人がいたからだ。
一応手放す旨を伝えたら、その場で「買います。」との返事をいただいた。
ありがたいことだった。快速は止まるけれど新幹線の駅もないローカル駅。
でも駅から徒歩3分の立地は、欲しい人にとっては魅力的だったんだな。
私が欲しかったように、その人もセカンドハウスとして利用されるとのこと。
よかった。
次に値段。
私は1730万円で買った。しかし、7年後、不動産屋のお兄さんに査定していただいたら1180万円。ええーっ、そんなに値下がりするの??
新品で買ったので、値下がり幅が大きいとはこのことか。
でも、7年間気持ちよく住まわせてもらったし、なにより、安全で、安心だったから、元は取れたな。乗り掛かった舟。乗り越えるぞ。
相手の方に提案したら、「1100万円で。一括で払います。」
と言われたので、こちらも即答「よろしくお願いします。」
80万円さがったけれど、これから売りに出したとして、もろもろのこと考えたら、御の字だった。
実はこの7年間で、一軒目202号室のローンを完済していた。500万円をタネ銭に1200万円かりていたが、生活を切り詰めて「貯まったら返す」を繰り返した。生活のレベルを上げずに、私の稼ぎはほとんどつぎ込んだ。そうやって7年後、完済してしまった頃に、二軒目606号室の出現。タイミングがいい。
引っ越し屋さんに力を借りて、子どもと2人3脚で、引っ越しを終え、202号室はいよいよ空っぽになった。
これは後で考えれば、ご先祖様の見守り・お導きだったと思う。私は特定の宗教など何も信じてはいないが、ご先祖様だけは大事に思っている。
こうやって、隠れ家マンション2軒目606号室の生活に突入することになった。