手作り梅酒の色だんだん琥珀色になる。間もなく飲み頃。
秋の気配を感じる頃、梅酒が琥珀色になってくる。焼酎と梅と砂糖を漬け込んだもの。じっと見ると梅のエキスと焼酎のアルコール分がまじりあうような、そんな動きを見せる。ボトルのふたを開けて香りを楽しんでみる。梅の甘酸っぱい香りがする。
田植えが終わった6月末に収穫をした完熟の南高梅。その梅で、煮梅と梅酒を毎年必ず作る。(今年は梅干しにも初挑戦した。)いわゆる「梅仕事」。
毎年のことだけど、楽しみに作る。作っているときに必ず、梅をあげる人の顔を思い浮かべる。
私の母は、毎年梅酒、梅ジュース、梅干し、などいろんなものを作って食べさせてくれた。
母の作ったモノ食べたら、ほかのモノは食べられないくらい美味しい。おまけに、母は人に分けるのが好きで、周りの人にずっと配っていた。
母譲りなのか、私も「梅仕事」をやるときは楽しく、時間を忘れる。そして、いつもお世話になっている人に分けるときが幸せのMax状態になる。今年は写真やメールアドレスを乗せたシールをはってみた。感想を届けてくれるかな。
あと1か月くらいボトルからの眺めを楽しんで、それから試飲してみよう。
田舎暮らしはほとんどが手作りで、それも、自給自足が基本。
すべて買いそろえる街の暮らしと比べると、断然お金がかからない。
そして、「今、あるもの」で何かを作り出すとき、美味しいものを作り出すとき、作り出したものを誰かとシェアするとき、いつも楽しい。