知人から紹介された本2冊を買って読んだ。
「直販・通販で稼ぐ!年商一億円農家」(同文館出版)
「稼げる!新農業ビジネスの始め方」(すばる舎)
北海道と熊本の方が書かれた本。今売れているらしい。メルカリにもたくさん並んでいた。
どちらとも、買っていただくお客様と直接つながり、直接の取引で、信頼を高めながら商売を作っていくやり方。
お客様とのつながりは対面だけではなくネットも駆使して。ネットが発達した今日、ますます、顔と顔のつながりが大事になってきているのだろう。
「あなたのために栽培しています。」という日が来ているらしい。
我が家の場合、農産物はほとんどが自家消費分で、売るのはごく一部だ。
自給自足生活はもちろん楽しいが、梅干しがあまりよくできたので
ちょっと売ってみたくなっている。
夫の父と母のカボス出荷の生き生きとした様子を見ていると、
「売る」は、人を生き生きさせるのかなと、期待してしまう。
そういえば四国のおばあちゃんたちの「葉っぱビジネス」について読んだことがある。70~80代のおばあちゃんが葉っぱを栽培してそれを売っている。それが都会の料亭などのお客様から引く手あまたという記事だった。すごい。
何歳になっても「売る」は「生きる」なのかもしれない。
先日庭に植えているレモンの木にたくさんの実がついているのを発見した。
この木は3年前に夫の父が指標として植えたもの。まず、この地で栽培できるか。植えて何年で、実がなるか。味はどうか。などを知るために試しに植えたもの。うまくいけばたくさん栽培して出荷にこぎつけるかも。
レモンと言えば海の近くのイメージだったけれど、今、我が家の庭先で小さい実をたくさんつけている。これは商品化できるかな。ちょっとワクワクする。
「完全無農薬国産レモン」。
欲しいとおっしゃる方にお分けできる日が来るだろうか。
今すぐできなくても、何年後かのことを思って動いていこう。ド田舎の農業は、先が長い。